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先天性疾患の7歳娘の人工呼吸器を外し殺害か、母親を逮捕「娘を殺して私も死のうと思った」

読売新聞 / 2025年1月9日 10時13分

福岡県警察本部

 先天性の疾患で体を動かせない娘(7)の人工呼吸器を外して殺害したとして、福岡県警博多署は8日、母親で無職の女(44)(福岡市博多区)を殺人容疑で逮捕した。容疑を認め、「娘を殺して私も死のうと思った。元に戻りたい」などと供述しており、同署は無理心中を図ったとみて調べている。

 発表によると、女は5日午後2時45分頃、自宅マンションで、ベッドにいた娘の首に付けられた人工呼吸器からチューブ状の器具を取り外すなどし、窒息死させた疑い。

 女は40歳代の夫と娘と3人暮らしで、当時は全員在宅していた。同9時30分頃、女と心肺停止状態の娘を別室にいた夫が発見し、119番した。

 女は薬を大量に服用して体調不良になっていたとみられ、病院に入院し、治療を受けていた。博多署は回復を待って8日に逮捕した。

 娘は県内の特別支援学校2年生。人工呼吸器がなければ生命が維持できない状態で、普段は訪問介護を受けていたという。

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