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インフルエンザ流行、全国の感染者数が過去最多…タミフル後発薬は生産追いつかず供給を一時停止

読売新聞 / 2025年1月9日 18時39分

 厚生労働省は9日、全国約5000か所の定点医療機関から昨年12月23~29日の1週間に報告されたインフルエンザの感染者数が、1医療機関あたり64・39人だったと発表した。現在の集計方法になった1999年以降で最多となった。専門家は、「学校の冬休みが明け、さらに感染が拡大するおそれがある」と注意を促している。

 感染者数は前週(42・66人)の1・51倍だった。全都道府県で前週を上回り、大分の104・84人が最多となり、鹿児島96・40人、佐賀94・36人が続いた。秋田、山形、富山、沖縄を除く43都道府県で「警報」の基準(30人)を超えた。

 厚生労働省は9日、全国約5000か所の定点医療機関から昨年12月23~29日の1週間に報告されたインフルエンザの感染者数が、1医療機関あたり64・39人だったと発表した。現在の集計方法になった1999年以降で最多となった。専門家は、「学校の冬休みが明け、さらに感染が拡大するおそれがある」と注意を促している。

 感染者数は前週(42・66人)の1・51倍だった。全都道府県で前週を上回り、大分の104・84人が最多となり、鹿児島96・40人、佐賀94・36人が続いた。秋田、山形、富山、沖縄を除く43都道府県で「警報」の基準(30人)を超えた。

 これまでの最多は2019年1月下旬の57・18人(確定値)だった。

 今シーズンは、昨年12月上旬から感染者数が急増した。峯真人・日本小児科医会理事は、「爆発的な流行になっている。例年の傾向を踏まえると、冬休みの影響でいったん感染者数は落ち着くが、学校などが再開すると、再び流行が広がる可能性がある。マスクの着用や手洗いなど基本的な感染対策を徹底してほしい」と呼びかける。

 沢井製薬(大阪市)はインフルエンザ治療薬「タミフル」のジェネリック医薬品(後発薬)が、需要増加で生産が追いつかなくなったとして、カプセルとドライシロップの供給を一時的に停止している。タミフルなど別の薬の供給にも影響が出始めた。厚労省は9日、治療薬が不足するおそれがあるため、医療機関や薬局などにインフルエンザ治療薬の過剰発注を控えるよう求める文書を出した。

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