１０日も警報級の大雪、日本海側中心に交通への影響に警戒を…除雪中の死亡事故も相次ぐ

大雪が降る中、道を行く人（９日午後、山形県米沢市で）＝永井秀典撮影

　強い寒気が流れ込んだ影響で、９日も日本海側を中心に大雪に見舞われた。

　気象庁によると、同日の２４時間降雪量の最大値（午後５時時点）は、岐阜県白川村で５３センチ、同県飛騨市で５２センチ、福島県西会津町で５１センチを記録。積雪の深さも、岐阜や東北などで平年値を上回っている。

　死亡事故も相次いだ。青森市では、除雪中の女性（５１）が雪に埋もれて死亡。高知県いの町では除雪車が作業中に急停止し、運転していた男性（４６）が胸を強く打ち、死亡した。

　１０日も、日本海側を中心に暴風雪や警報級の大雪となる可能性があり、気象庁は引き続き猛吹雪による交通への影響などに警戒するよう求めている。

　１０日午後６時までに予想される２４時間降雪量は多い所で、東北、北陸（新潟県含む）、東海（岐阜県）７０センチ、北海道、関東甲信、近畿、中国６０センチ。