山陽電鉄の踏切で女性２人はねられ死亡…近くに横断歩道、遮断機の内側で信号待ちか

　９日午後３時５０分頃、神戸市垂水区の山陽電鉄西舞子―大蔵谷駅間の踏切で、２０～３０歳代とみられる女性２人が阪急神戸三宮発山陽姫路駅行き普通電車（３両）にはねられ、まもなく死亡した。事故直前、運転士が遮断機の内側に立っている２人を目撃していた。踏切近くに横断歩道があり、兵庫県警垂水署は、２人が踏切内で信号待ちをしていた可能性があるとみて、身元の確認を進めている。乗客にけがはなかった。

　現場は山陽電鉄西舞子駅の西約３００メートル。線路の南側を国道２号が並行して通っており、２人は国道２号にかかる横断歩道の方を向いて立っていたという。

　この事故で、山陽電鉄は霞ヶ丘―山陽明石駅間で約１時間４０分運転を見合わせるなどし、約５０００人に影響が出た。