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青山学院大・小河原陽琉は大手町を笑顔で締めた…負けん気の1年生アンカー 

読売新聞 / 2025年1月10日 11時30分

笑顔のパフォーマンスで優勝のゴールに駆け込む青学大の小河原陽琉=西孝高撮影

 1月2、3日に行われた第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝=読売新聞社共催)では、下級生の躍動も目立ち、最終10区では2連覇を遂げた青山学院大のルーキーが区間賞デビューを飾った。第102回大会以降の走りも楽しみな、各校の新鋭たちを紹介する。

 青山学院大の1年生、小河原陽琉(おがわらひかる)の最終10区での起用が決まったのは、往路優勝直後。「先輩方はテレビを見ていても笑っちゃうくらいに規格外」と感じつつ、「自分も走れる自信はあった」と言う。言葉通り、箱根デビューでは負けずに輝いた。

 2位駒大とは2分21秒差。攻めの走りで追い上げを許さず、堂々と首位を突き進んだ。最後の直線で仲間が見えると、「きつい気持ちが吹っ飛んだ」。チームスローガンの「大手町で笑おう」にちなんで、両人さし指を頬につけてほほえむパフォーマンスを決め、区間賞もつかんで2連覇のゴールに飛び込んだ。

 千葉・八千代松陰高では3年連続で全国高校駅伝に出場した。ただ、大学同期は兵庫・須磨学園高で同駅伝1区区間賞だった折田壮太ら粒ぞろいで、目立つ存在ではなかった。それでも「ずっと俺は負けてない、という気持ちで練習してきた」。主戦場の1500メートルでは日本学生個人選手権7位。11月には1万メートル28分37秒01を記録し、1年生で唯一の出場を勝ち取った。

 今後は憧れてきた高校、大学の先輩・佐藤一世(SGホールディングス)と同様4区で勝負を決める役割を目指す。「いずれ主力、エースと呼ばれる存在にならないといけない」。チームを背負って立つ覚悟だ。(井上敬雄)

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