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原口元気にとっての浦和レッズは「格別」、「中1からのストーリー」が完結する場所

読売新聞 / 2025年1月14日 10時0分

収録に臨む原口選手(左)と槙野さん(右)

 サッカー・J1浦和レッズの原口元気選手が、読売新聞ポッドキャスト「ピッチサイド 日本サッカーここだけの話」に出演。10年ぶりに復帰した浦和レッズへの思いや自身のキャリアについて、番組MCの槙野智章さんと語った。

タイトルへの貪欲さはあるか

 原口選手は昨年夏、10年ぶりに浦和レッズに復帰。久しぶりのレッズに何を感じ取ったか?

 「10年でサッカーも変わったし、当時からいる選手は数人しかいないので、ひと言にまとめるのは難しいですね」

 当時在籍していた頃の雰囲気と比較して、今の浦和はタイトルを狙う貪欲さはあるか?

 原口選手は言葉を選びながら次のように答える。

 「比べる必要はないと思うんだけど、でも本当に優勝するとか、浦和をビッグクラブにするっていうような雰囲気でやれてる感じはまだしないかな」

 だとしたら、若手選手に勝利への貪欲さを植え付けるなど、原口選手に求められることは多いのかもしれない。

 「本当にそうだと思う。チーム批判みたいになるのは嫌だからチームの状況はしゃべりたくないけど、やっぱりパワーは足りない部分はあるんで。そういう部分で引っ張っていかなきゃというのもある」

 「もちろん今のチームに良さもあるよ。でも、2024年はうまくいかなかったシーズンだし、2025年に向けて補強も含め、チームが優勝を狙いにいく雰囲気をつくらなきゃいけないよね」

自分の役割

 チームは成長しようともがいている。原口選手は、今の浦和には可能性を感じている。

 「今の状況は本当にやりがいを感じてる。楽しいって感じる時もすごく多い。スコルジャ監督は守備のオーガナイズ(組織)をつくるのが上手で、現に失点は減っている。あとはどうやって点を取っていくか。そこへの責任は僕は負っていかなきゃいけない」

 チームからはベテランの興梠慎三選手、宇賀神友弥選手が引退した。原口選手にかかる期待はピッチの中だけにとどまらないだろう。

 「ウガと慎三君がいなくなるのはチームにとって大きな変化。彼らがつくる雰囲気はたくさん参考になるところがあった。周ちゃん(西川周作選手)はどっちかというと自分のことに集中するというか、そういうタイプじゃない? 関根(貴大)とか(渡辺)凌磨とか、浦和を背負っている選手たちを巻き込んで、勝つ雰囲気をつくっていくのは自分の大きな役割になるのかなと思う」

選手人生は浦和で

 浦和サポーターがつくるスタジアムの雰囲気は、10年前も今も変わらない。

 「やっぱりね、特別な空間。ドイツで5チームを渡り歩いて、すごく好きなチームとかもできた。ここのクラブは素敵だなとか、ここでもっと長くプレーしてもいいかなとか。けど、全然違うんだよね。浦和でのプレーっていうのは格別。自分にとって小さい頃から憧れて、そこでプロになってヨーロッパに送り出してもらった。もう一度、浦和を背負ってプレーするのは、自分にとって本当にスペシャルなことだなと思う」

 ただ、なつかしさに浸ってばかりではいられない。

 「ここでね、普通に帰ってきて、普通に終わるっていうのは絶対に嫌だから。リーグ優勝するとか、大きなことを成し遂げて浦和で終われたらいいなっていうのがある。それができて初めて、中学1年からやってきた浦和レッズでのストーリーが完結する。自分のキャリアと浦和でのキャリアっていうのを完結させたいな」

プロフィル

原口 元気(はらぐち・げんき)

浦和レッズのジュニアユースから、2008年にトップ登録。ナビスコカップ・名古屋グランパス戦で公式戦デビュー。09年にプロ契約。14年にドイツ・ブンデスリーガのヘルタ・ベルリンに移籍。ハノーバー、ウニオン・ベルリンなどでプレーし、日本代表にも定着。代表通算74試合出場、11ゴール。24年9月に浦和レッズに復帰した。1991年生まれ、埼玉県出身。

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