1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

早稲田大・山口竣平が3区で6人抜きの箱根路デビュー「狙ったレースは外さない」

読売新聞 / 2025年1月10日 11時50分

3区で6人抜きを演じた早大の山口竣平(左)と4区の長屋匡起

 1月2、3日に行われた第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝=読売新聞社共催)では下級生の躍動も目立ち、3区では早稲田大の1年生が伝統校復活への弾みとなる活躍を見せた。第102回大会以降の走りも楽しみな、各校の新鋭たちを紹介する。

 早稲田大の3区、山口竣平(しゅんぺい)(1年)は新人離れの落ち着いたレース運びが光った。下り基調の前半で「周りがちょっと速かったので、下りきった後が勝負だと思った」。他校のハイペースに惑わされず、自身の走りに徹すると、終盤にパワーを全開。ライバルを次々かわして6人を抜き、区間3位の快走で箱根デビューを飾った。

 石川県出身で小学5年頃から競技を始め、強豪の長野・佐久長聖高に進学。全国高校駅伝の優勝に貢献するなど同世代トップクラスの実力者に成長した。自身の長所については「狙ったレースで外すことがあまりない」と勝負強さを挙げる。

 苦手の長い距離を克服するため、地道な走り込みに取り組んできた。花田勝彦監督は「彼は栄養と休養が練習に追いついていないところがある」。指揮官が練習を抑え、休息の助言を心がけるほどの努力の結果、3区の学内記録となる1時間1分15秒につながった。

 次回の箱根に向けては、「学生のエースになるためには、2区を走らないといけない」。エース山口智規とものり(3年)ら先輩たちと競い合いながら、「冬にしっかり練習を積んで、智規さんと互角に戦えるように頑張りたい」。穏やかな口調に決意をにじませた。(大舘司)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください