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西宮神社「福男選び」に5000人、一番乗りは初参加の高校生…「能登の人にも自分の福を分けたい」

読売新聞 / 2025年1月10日 11時16分

開門と同時に本殿に向けて駆け出す参加者たち(10日午前6時、兵庫県西宮市の西宮神社で)=河村道浩撮影

 商売繁盛などを祈願する新年恒例の「本えびす」の10日早朝、全国のえびす神社の総本社・西宮神社(兵庫県西宮市)で、参拝一番乗りを競う「福男選び」が行われた。

 江戸時代から続く神事で、上位3人がその年の「福男」に選ばれる。午前6時に表大門が開くと、約5000人が一斉に、本殿までの参道約230メートルを駆け抜けた。

 今年の「一番福」は、兵庫県宝塚市の県立宝塚高校2年大岸史弥さん(17)。陸上部所属で、100メートルは12秒台前半だ。友人に誘われて初めて参加したといい、昨年1月の能登半島地震に触れて、「能登の人にも自分の福を分けたい。ボランティア活動や募金活動ができたらと思う」と話した。

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