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石破首相、マレーシア首相と会談…中国念頭に安全保障協力の強化など確認

読売新聞 / 2025年1月10日 12時38分

東南アジア外遊について記者団の質問に答える石破首相(9日午前、首相官邸で)=川口正峰撮影

 【プトラジャヤ(マレーシア南部)=太田晶久】石破首相は10日午前(日本時間同)、マレーシアのアンワル・イブラヒム首相と同国の首相府で会談した。海洋進出を強める中国を念頭に、安全保障協力の強化を打ち出し、エネルギー供給や脱炭素など経済分野の連携で一致する見通しだ。

 首相は会談に先立ち、現地で歓迎式典に臨んだ。会談では、東・南シナ海など地域情勢を議論し、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の重要性を共有する。マレーシアが今年の東南アジア諸国連合(ASEAN)の議長国を務めることを踏まえ、日ASEAN関係の一層の深化も申し合わせるとみられる。

 安保協力の加速に向け、両国の海上保安機関同士の連携や、価値観を共有する国に防衛装備品の無償提供などを行う「政府安全保障能力強化支援(OSA)」を通じた協力で一致する。マレーシアが重視する持続可能な経済発展を後押しするため、高度人材の育成や、脱炭素、防災など日本の強みを生かした支援策も話し合う。日本側は液化天然ガス(LNG)の安定供給を呼びかける。

 マレーシアは堅調な経済成長とバランス外交を背景に存在感を高めており、日本政府は戦略的に重要な同志国と位置づけている。

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