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「全国ほしいもグランプリ」茨城県で初代王者選出…「優しい甘み」「次の一口が欲しくなる」

読売新聞 / 2025年1月13日 9時46分

最終審査に進んだ生産者と審査員ら(10日、水戸市で)

 茨城県は「ほしいもの日」の10日、水戸市内で「全国ほしいもグランプリ2025」を初めて開催した。全国で干し芋人気が高まる中、生産量全国ダントツの茨城県が業界をリードするのがねらい。最優秀のグランプリには「干し芋農園川上」(東海村)が輝いた。(工藤圭太)

 「一」と「十」を組み合わせると「干」になることなどから、県は昨年独自の記念日として1月10日を「ほしいもの日」として日本記念日協会に申請し、認定されている。

 グランプリは、都道府県庁などを通じて全国に出品を呼びかけた。いずれも「べにはるか」を使用した平干しで、県内から38点、北海道や鹿児島県、千葉県など11道府県から13点が集まった。このうち、分析機関で糖度と水分量を計測し、特に優れているとされた県内10点、県外5点が、この日の最終審査会に進んだ。

 サツマイモ料理を研究している岡部勝義さん、干し芋好きのタレント、橋本マナミさんら5人が審査にあたり、甘みや食感、外観などを評価。6点が2回目の審査に進み、「干し芋農園川上」が「日本一おいしい干し芋」に選ばれた。生産者の川上文隆さん(41)は「畑に合った肥料を入れるなどして一生懸命作ってきた。とてもうれしい」と喜んだ。

 審査員長を務めた岡部さんは「グランプリの干し芋はのみ込む前に優しい甘みが口に残り、次の一口がほしくなる素晴らしい干し芋だった」と講評。橋本さんは「どれもおいしく、生産者の皆さんの思いが伝わってきた」と話した。2位は「幸田商店」(ひたちなか市)、3位は「干しいも工房しんあい農園」(同)だった。

 県は今後、1~3位に入った干し芋を都内の高級デパートや東京・銀座の県アンテナショップ「イバラキセンス」で売り出すなどしてPRしていく方針だ。

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