城端・氷見線、新型ハイブリッド気動車を全国初導入へ…新型蓄電池でコスト削減
読売新聞 / 2025年1月12日 19時33分
あいの風とやま鉄道への経営移管が決まっているJR城端・氷見線の再構築会議が11日、富山県の高岡市役所で開かれ、新たに導入する車両について、基本仕様を「新型ハイブリッド気動車」にする方針を固めた。JR西日本などが開発した新型車両で、城端・氷見線での全国初の導入を目指している。
ハイブリッド気動車は、ディーゼルエンジンと発電機に加え、蓄電池を用いてモーターを駆動させ、走行する。昨年7月の会議では、「脱炭素の観点からメリットがある」としつつも、8~10年ごとに蓄電池の交換が必要となることから、メンテナンス費用が課題となっており、「電気式気動車」を推す声が多かった。
その後、交換までの期間が約2倍(16~20年)となる新型蓄電池が開発されて「新型」が誕生。エンジン・発電機の数も従来の半分程度で済むことから、費用の低減が実現した。
車両編成は2両または4両で、緊急時の安全確保の観点から、連結時も車両間の行き来を可能とする。乗降ドアは現行車両より増やし、両側に3か所ずつとした。座席は多くの乗客が進行方向を向いて座れる「セミクロスシート」となる。
新車両のデザインは、昨年9月から作業チームが検討を進めていて、すでにデザイン事務所を選定。年度内をめどに同会議で決める。
あいの風とやま鉄道の伍嶋二美男社長は「コスト面でも当初と変わらない予定で安心した。先駆けて導入される車両なので、かなりのPRにもなる」と語った。
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