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貨物の脱線を把握しないまま、隣の線路を通過させる…JR北海道「安全確認が不十分だった」

読売新聞 / 2025年1月12日 11時14分

脱線した貨物列車を調べる鉄道事故調査官ら(昨年11月16日)

 北海道森町のJR函館線で昨年11月に貨物列車が脱線した事故で、JR北海道は、事故直後に別の貨物列車が脱線を把握しないまま、現場の隣を通る線路を通過していたと明らかにした。同社は安全確認が不十分だったとしている。

 事故は昨年11月16日午前1時40分頃に発生。札幌方面へ走行していた列車が、森―石倉間の「鷲ノ木道路踏切」付近で脱線した。同社によると、脱線した列車の非常ブレーキが作動したことを覚知した輸送指令が、函館方面へ向かって隣の線路を走行していた列車に、現場手前の信号場で停止するよう指示した。数分後、輸送指令は脱線した列車の運転士が車内で待機していることなどを確認し、指示を解除。列車は信号場にたどり着いておらず走行を続けたが、脱線は把握していなかった。

 同社は事故当日に国土交通省北海道運輸局へ問題を報告し、再発防止を図るよう指示を受けていた。担当者は取材に「現場の状況を見てから運転再開を指示すべきだった」と話した。

 鷲ノ木道路踏切ではレールの中心部が著しく腐食していたことがわかっており、運輸安全委員会が事故原因を調べている。

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