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ドイツなどの60以上の大学・研究機関、Xの利用中止…マスク氏買収後は「基本的価値観と相いれない」

読売新聞 / 2025年1月12日 19時4分

イーロン・マスク氏=ロイター

 【ベルリン=工藤彩香】ドイツやオーストリアの60以上の大学や研究機関は10日、米実業家イーロン・マスク氏が所有するX(旧ツイッター)での情報発信などの利用を中止するとの共同声明を発表した。現在のXの方向性が、「科学的な公正性や民主的な議論など、関係機関の基本的価値観と相いれない」ためとしている。

 声明では、マスク氏が旧ツイッターを買収して以降、アルゴリズムが変更され、「右派ポピュリスト的な情報が増幅する一方、自然な形で見られる投稿は制限されている」と説明。「多様性、自由、科学を促進する価値観は、もはやこのプラットフォームには存在しない」と指摘した。

 ベルリン・フンボルト大は、共同声明とは別に発表した声明で、「マスク氏は極右の立場を増幅させ、政治や選挙運動に影響を与えるためにXを使用している」と批判した。

 マスク氏はXで、ドイツの急進右派政党「ドイツのための選択肢(AfD)」への投票呼びかけや、欧州首脳に対する批判を繰り返しており、政治介入だとの懸念が強まっている。

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