自宅で除雪作業中の４３歳女性、雪に埋もれ重体…屋根から落雪か

福島県喜多方市の地図

　大雪に見舞われた福島県喜多方市で、１１日から１２日にかけて除雪作業中の事故が相次いだ。

　１１日午後４時１０分頃、同市松山町鳥見山の市道で近くの桜井悦子さん（７１）が後退してきたショベルローダーにひかれ、約３時間後に死亡が確認された。県警喜多方署によると、ショベルローダーは道路の除雪作業をしていた。

　１２日午前９時４０分頃には、同市熱塩加納町米岡で、自宅の除雪作業をしていた放射線技師の女性（４３）が雪に埋もれているのを母親が見つけた。女性は意識不明の重体で、肋骨（ろっこつ）が折れていたという。女性の上には約１・２メートルの雪があり、同署は、屋根から落ちてきたとみている。同市では８日から１０日まで断続的に大雪警報が出るなど積雪が増えていた。

　１２日には秋田県横手市と大仙市、山形県米沢市と西川町でも、雪下ろし中に転落し、計４人が骨を折る事故があった。