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春高3度目Vの共栄学園、大友愛の娘・秋本美空が決勝も爆発し1人で相手の全得点上回る

読売新聞 / 2025年1月13日 8時0分

第2セット、スパイクを放つ駿台学園の桜井信人(右)=帖地洸平撮影

 バレーボール・全日本高校選手権最終日(12日・東京体育館)――男女の決勝が行われ、男子は全国高校総体覇者の駿台学園(東京)が同準優勝の東福岡(福岡)を3―0で下して3大会連続4度目の優勝を飾った。現行の大会方式となった2011年以降では3連覇は初。東京勢同士の対決となった女子はノーシードから勝ち上がった共栄学園が前回準優勝の下北沢成徳をストレートで破り、19大会ぶり3度目の優勝を果たした。

1セットも失わず

 絶対王者の牙城が揺らぐ気配はなかった。男子の駿台学園が大会を通じて失ったセット数は0。高校総体、東京都代表として主力を送り込んだ国民スポーツ大会に続いて頂点に立ち、セッターの三宅(3年)は「追われる苦しい立場で1年間過ごし、最後まで勝ちきれた」と感慨に浸った。

 決勝でも第1セットの序盤から突き放す展開。1メートル97の川野(同)の打ち分けるスパイク、桜井(同)の強烈なバックアタックなど両エースが持ち味を存分に生かし、相手に的を絞らせない。川野は「みんなが決めて、誰かがマークされるというのがなかった」と分厚い攻撃に胸を張った。

 Vリーグで分析官の経験を持つ梅川大介監督は、3人のアナリストを置き、精巧なデータバレーを年々洗練させた。さらに、主力と下級生が練習試合で競い合う環境が好循環を生む。桜井は2年時から「先輩に勝てるのは何か」と、自分たちに問いかけてきたと明かす。堅守で優勝した前年度チームにはないバックアタックを多用した攻撃的な戦術は、大舞台で光を放った。

 「今年できたことは翌年もできて当たり前」と指揮官は言う。常に目線と基準を上げ続け、黄金時代を築いている。(井上敬雄)

共栄学園 圧倒V

 女子は共栄学園の主将、秋本(3年)がチームを先導した。最後も自らの強打でポイントを挙げて勝利。最優秀選手賞に輝き、「決めたいところで決められた」。1メートル84の長身を武器に的確に打ち分け、アタック決定率は58・9%。アタックで挙げた33点は、相手がチーム全体で挙げた32点を上回る。母・愛さん(旧姓・大友)同様に将来が期待されるエースは「日本代表に入って活躍できる選手に」と誓った。

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