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トランプ氏、プーチン大統領と近く電話会談…数か月以内に本格的な停戦交渉開始の意向

読売新聞 / 2025年1月13日 10時28分

トランプ氏=AP

 【ワシントン=池田慶太】米国のトランプ次期大統領の国家安全保障担当大統領補佐官に就任するマイク・ウォルツ下院議員は12日、ロシアが侵略を続けるウクライナの停戦に向け、トランプ氏とプーチン露大統領による電話会談が近く行われるとの見通しを示した。ロシアを含めた枠組みを作り、数か月以内に本格的な停戦交渉を始める意向も明らかにした。米ABCニュースの番組で述べた。

 ウォルツ氏は「相手との関係や対話がなければ取引はできないというのがトランプ氏の考えだ。今後数か月以内に必ずそれを確立するつもりだ」と述べ、プーチン氏との直接会談の実現に意欲を示した。電話会談については「数日か数週間」のうちに実施されるとの見通しを示した。

 トランプ氏はこれに先立つ9日、プーチン氏との会談について「彼は会いたがっており、我々は会うつもりだ。準備を進めている」と記者団に述べていた。

 ウォルツ氏はウクライナ侵略の外交的解決に向けた交渉枠組みについて、「準備が進行中」と語った。枠組みが米露だけかウクライナを含めた3者になるのかは未定と説明した。

 トランプ氏は停戦を目指す時期について、今月の記者会見で「6か月はほしい」と述べ、早期終結を掲げていた従来の発言を後退させた。交渉枠組みを巡る調整が続いていることが背景にあった可能性がある。

 ウォルツ氏は、停戦交渉に入る前に、「戦場の安定が必要だ」と述べ、戦闘の膠着こうちゃく状態を作る必要性も指摘した。ウクライナ軍の兵士不足の問題を解決するため、徴兵年齢の18歳への引き下げをウクライナ側に求めていると明かした。

 一方、クリミア半島を含むウクライナ全土からロシア軍を撤退させるのは「非現実的だ」と指摘した。停戦交渉で、ウクライナが一部領土を放棄せざるを得ないとの認識を示すものだ。「トランプ氏は現実を認識している。全世界がその現実を認識していることは(停戦実現に向けた)大きな前進だ」と述べた。

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