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ロス山火事の建物崩落現場、探知犬ほえ続け人骨埋まる可能性…保安官「死者は今後も増えるだろう」

読売新聞 / 2025年1月13日 19時11分

12日、崩落した建物で探知犬とともに行方不明者の捜索に当たる消防や捜査当局者ら(ロサンゼルス北側のアルタデナで)=金子靖志撮影

 【ロサンゼルス=金子靖志】米カリフォルニア州ロサンゼルス近郊で発生した山火事で、地元当局は12日、死者が8人増え、24人になったと発表した。行方不明者は3人増の16人に上っており、現場での捜索が本格化している。AP通信によると、捜査当局には行方不明者の報告がほかに数十件寄せられており、死者数がさらに増える恐れがある。

 地元当局によると、4か所で起きていた山火事は1か所が鎮火し、12日時点で3か所となった。このうち、被害が最大となっているロサンゼルス西側にある高級住宅街パシフィック・パリセーズでの鎮火率は13%、北側のアルタデナでは27%にとどまっており、延焼が続いている。

 12日夜以降、強風の予報が出ており、被害が再び広がる可能性もある。死亡した24人の内訳は、パシフィック・パリセーズで8人、アルタデナで16人。アルタデナでは12日、行方不明者の捜索用に当局が結成した特別チームが投入された。

 飲食店だった建物が完全に崩落し、現場には焦げたにおいが充満する中、探知犬ががれきの1か所に向かって何度もほえ続けていた。人骨が埋もれている可能性があるといい、消防や捜査当局者ら約20人がかけつけ周囲の捜索を開始したが、がれきの多さに「重機が必要だ」として、作業は後日に持ち越された。

 現場にいた保安官は「被災者から知人と連絡が取れないとの情報が多く寄せられている。残念だが死者は今後も増え続けるだろう」と語った。

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