巨人・戸郷翔征「投手タイトル全て取りたい」…体幹強化で「例年になく肩の状態いい」

キャッチボールをする戸郷

　巨人の戸郷が１３日、宮崎県延岡市の母校・聖心ウルスラ学園高での自主トレーニングを公開した。阿部監督から、昨季１２の貯金を作ってセ・リーグ最優秀選手賞に輝いた菅野並みの活躍を期待されるエースは「貯金を１０個以上作れるように頑張りたい。投手タイトルは全て取りたい」と誓った。

　春先に球速が上がらなかった昨季を踏まえ、昨年１２月に１０メートルの距離からキャッチボールを開始して肩をじっくり作り続け、この日は６５メートルまで伸ばした。２０種類のピラティスに取り組むなどして体幹も強化しており、「例年になく肩、体の状態はいい」と表情が明るい。

　昨季務めた開幕投手に山崎伊が名乗りを上げたが、戸郷も「簡単に渡すわけにはいかない」と２年連続の大役に意欲十分。来春のワールド・ベースボール・クラシックも視野に、「出るためには圧倒的な成績を残さないといけない」と燃えている。