［深層ニュース］ＵＳスチール買収禁止命令「１年ずれていれば、結果は大きく変わった」

　明星大の細川昌彦教授と明海大の小谷哲男教授が１３日、ＢＳ日テレの「深層ＮＥＷＳ」に出演し、日本製鉄による米鉄鋼大手ＵＳスチールの買収計画を巡って議論を交わした。

　バイデン米大統領が買収禁止命令を出したことについて、小谷氏は「１年ずれていれば、おそらく結果は大きく変わった」との見方を示した。背景として「この先の中間選挙などを考えると、民主党の置かれた立場をさらに弱めて辞めていくのは難しいので、反対という形となった」とした。

　細川氏は、日鉄とＵＳスチールが禁止命令の無効を求めてバイデン氏らを提訴したことに「トランプ次期大統領にアピールする狙いもある」と指摘した。