イオンＦＳの藤田健二社長が引責辞任…イオン銀行のマネロン対策不備で、白川俊介会長が社長兼務

社長を兼務するイオンフィナンシャルサービスの白川俊介会長

　イオンフィナンシャルサービス（ＦＳ）は１４日、子会社のイオン銀行がマネーロンダリング（資金洗浄）対策で不備があるとして金融庁から銀行法に基づく業務改善命令を受けた問題で、藤田健二社長（５５）が引責辞任したと発表した。白川俊介会長（６１）が社長を兼務する。

　藤田氏から辞任の申し出があり、受理した。藤田氏は代表権のない取締役に就いた。イオン銀行も小林裕明社長（５７）を解任し、後任にイオンＦＳの木坂有朗・取締役兼常務執行役員（５０）が就くと発表した。

　白川俊介氏（しらかわ・しゅんすけ）　８６年大蔵省（現財務省）入省。２３年１月にイオンフィナンシャルサービス顧問、同年５月から会長。