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「『スキップとローファー』と能登」、無料公開の電子版を読めば復興へ1人あたり100円寄付

読売新聞 / 2025年1月15日 21時30分

「スキップとローファーと能登」のサイト画面

 漫画を読んで寄付――。石川県珠洲市が主人公の出身地モデルとなっている漫画「スキップとローファー」の特設サイトが開設されている。この漫画の1~3巻を無料で公開し、第1話を読んだ人数に応じて1人あたり100円を県の義援金口座に寄付する取り組みだ。寄付金額の上限は1000万円だが、14日午後5時時点で参加者は約10万4000人となり、目標を突破した格好だ。

 特設サイトの名称は「スキップとローファーと能登」。漫画をきっかけに能登半島地震の被災地に思いを寄せ、復興のためにできることを考えてもらおうと、講談社の「月刊アフタヌーン」編集部が開設した。

 漫画は、珠洲市がモデルの「鈴市凧島いかじま町」から上京した女子高校生・岩倉美津未みつみが、恋や友情に奮闘する物語。地震で美津未の実家のモデルとなった建物は全壊し、著者・高松美咲さんの祖父母も命を落としたという。

 特設サイトは昨年12月23日に開設され、今月22日までの期間限定。SNSでは「少しでも復興の手助けになれば」などと反響が広がっている。

 同編集部は「みつみを通して、ひとりでも多くの人に能登とつながりを感じてもらうことを願っている」としている。

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