石破首相が公邸から初出邸、職住接近の「２拠点生活」へ…引き続き議員宿舎でぼっち飯も

首相公邸

　石破首相は１４日、首相公邸に入居後初めて首相官邸に出邸した。長年暮らして愛着のある東京・赤坂の衆院議員宿舎を離れて、「職住近接」で危機管理対応などに万全を期す構えだ。

　１４日午前９時４５分頃、首相は徒歩で公邸を出ると、そのまま隣接する官邸に入り、記者団の声かけに笑顔を見せた。

　公邸は昨年末に修繕が終了し、首相は就任から約３か月たった今月１２日、議員宿舎からの引っ越しを終えていた。公邸は迅速な危機管理対応に加え、首相の警備体制を整えやすい利点があり、岸田前首相に続いての入居となる。

　もっとも、首相は利便性の高い議員宿舎がお気に入りで、食堂では一人で食事をしたり、読書にふけったりする姿が何度も目撃されている。宿舎は引き払っておらず、１４日も宿舎に帰った。今後も折に触れて公邸と宿舎を往復する生活となりそうだ。