日本はなぜ「韓国のイチロー」への関心が高い? 父は中日でプレーした名選手...韓国メディア分析
J-CASTニュース / 2025年1月14日 17時44分
イ・ジョンフ選手(本人インスタグラムより)
韓国スポーツメディア「スポーツ朝鮮」(ウェブ版)が2025年1月13日、大リーグのサンフランシスコ・ジャイアンツに所属するイ・ジョンフ外野手(26)の特集記事を公開し、日本メディアの報道姿勢を独自分析した。
「韓国のイチロー、来年は実力を証明するか?」
イは韓国プロ野球(KBO)リーグのキウム・ヒーローズからポスティングシステムを利用して23年オフにジャイアンツに入団。韓国メディアによると、6年総額1億1300万ドル(約178億円)で契約したという。
KBOリーグで2度の首位打者に輝き、「韓国のイチロー」と称されるイ。その大リーグ1年目は5月の試合中に左肩を痛め、わずか37試合の出場にとどまった。打率.262、2本塁打、8打点、2盗塁に終わり、出塁率と長打率を合わせたOPSは.641だった。
25年シーズンは真価が問われることになるイを、日本のメディアも注目し、特集記事を組むメディアも。このような日本メディアの姿勢に対して、「スポーツ朝鮮」は「日本はなぜイ・ジョンフにこれほどまでに興味があるのか?」などのタイトルで記事を公開した。
記事は「韓国のイチロー、来年は実力を証明するか? 韓国人大リーガーのイ・ジョンフに対する日本メディアの関心が高い」と書き出し、複数の日本メディアがイの動向を報じた記事を紹介した。
「吉田正尚とは直接的な比較対象」
同メディアは、日本でイに対する関心が高い理由のひとつにイの父親の存在がある、と指摘した。
イの父であるイ・ジョンボム氏(54)は、かつて日本の中日ドラゴンズでプレーした経験を持つプロ野球選手だ。イ・ジョンボム氏は1998年から01年シーズン途中まで中日に在籍し、イは父が日本に滞在していた98年に、愛知県名古屋市で生まれたという。
もうひとつは、ボストン・レッドソックスに所属する吉田正尚外野手(31)の存在だという。
記事では「日本のマスコミは、イ・ジョンフより1年早くメジャーリーグに進出した日本最高の野手、吉田正尚と直接的な比較対象であるため、さらに関心が高いようだ」と指摘した。
巨額の大型契約で移籍するも24年シーズンは37試合の出場にとどまり、25年は正念場を迎えるイ。米国でも厳しい目が注がれ、MLB公式サイトは「実力を証明しなければならない10人のFA選手」にイを選出した。
2年目シーズンに大きな注目が集まる中、イは13日に韓国からジャイアンツの本拠地があるサンフランシスコに向かったという。
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