日経平均株価、５日続落…東証プライム市場は「活況」の目安となる売買代金４兆円を下回る

東京証券取引所

　１５日の東京株式市場で、日経平均株価（２２５種）の終値は前日比２９円７２銭安の３万８４４４円５８銭だった。５営業日連続で値下がりした。

　前日までの４営業日で１６００円超下落した反動で、午前は割安感の出た銘柄に買い注文が広がった。長期金利の上昇基調が続き、利ざやの拡大が期待できる銀行や保険株が買われ、上げ幅は一時３００円を超えた。

　一方、米政権が半導体の輸出規制を強化すると発表した影響で、半導体関連株は値下がりし、日経平均も午後になるとマイナスで推移する場面が目立った。

　東京証券取引所プライム市場の売買代金は３・８兆円で、活況の目安となる４兆円を今年初めて下回った。