兄になりすまし免許更新、タクシー運転手を容疑で逮捕…「違反点数増やしたくなくて兄の免許証使っていた」

警視庁

　兄になりすまして運転免許証を更新したとして、警視庁は１５日、東京都足立区、タクシー運転手の男（５７）を有印私文書偽造と同行使などの容疑で再逮捕したと発表した。

　発表によると、男は昨年９月３０日、江東区の江東運転免許試験場で、６０歳代の兄名義の運転免許証の更新手続き書類を提出し、不正に免許更新をした疑い。再逮捕は１４日。「交通違反の点数を増やしたくなくて、車を使っていない兄名義の免許証を使っていた」などと容疑を認めている。

　警視庁は男が２００９年以降、無断で兄名義の免許証を計４回、更新したとみている。昨年１２月、車検切れの車を運転中に事故を起こしたとして、道路運送車両法違反（無車検）などの罪で逮捕・起訴されていた。

　駆け付けた警察官に、男が兄名義の運転免許証を提示して事件が発覚した。