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申請手続きはサインのみでOK、職員が聞き取りタブレット入力…神奈川・葉山町「書かない窓口」

読売新聞 / 2025年1月19日 13時0分

タブレット端末を操作しながら、来訪者の申請を処理する町職員(15日、神奈川県の葉山町役場で)

 神奈川県葉山町は15日、来庁者が申請書に記入することなく、職員が聞き取って申請手続きなどを行う「書かない窓口」を、町役場1階の4課でスタートさせた。昨年12月から番号発券機や住民票などを自動発行する証明書申請機を順次導入しており、町は「はやまrakuらくっと窓口」の愛称で利便性をアピールしている。

 役場1階では、2台あった記載台を撤去し、新たに総合窓口を設置。職員が来訪者の用件や目的などに応じて、町民健康課、福祉課、税務課、子ども育成課にそれぞれ案内する。

 各課窓口では職員が町民から聞き取った内容をタブレット端末に入力し、間違いがなければ最後に電子サインをもらう仕組み。マイナンバーカードや、運転免許証などを持参すると、さらにスムーズに申請ができる。

 用紙に記入することなく行える申請は現在、計128に上り、2026年度末までに220に増やす計画。町によると、書かない窓口を導入する自治体は多く、県内では茅ヶ崎市や横須賀市、藤沢市などが導入しているが、「(福祉課が担当する)障害関係の分野までカバーするのは県内で初めて」という。

 戸籍謄本を取りに来た親子は「以前は申請書の書き直しなどもあったが、今日は1文字も書かずに手続きができ、何が欲しいのかもしっかり聞いてくれた。スムーズでした」と話した。

 町は23年3月に、20歳代の若手職員4人による窓口利用体験調査を実施。用件によっては何度も申請書を書く必要があったり、書き間違いを直してもらう際は職員にも待ち時間が発生したりするなどの課題を整理し、新サービスの導入につなげた。

 今回の総費用は約2250万円で、うち半額を内閣府の交付金で賄うという。

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