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松江城の国宝指定10周年、お城EXPO「盛り上げたい」とCF募る…シャトルバスや乗馬体験企画

読売新聞 / 2025年1月16日 14時37分

7月で国宝指定から10周年を迎える松江城

 松江城の国宝指定から7月で10周年を迎えるのに合わせ、全国の城愛好家らが集う祭典「お城EXPO」が松江市内で今夏に開かれる見通しとなった。市や松江観光協会などで作る実行委は「盛大に盛り上げたい」と大小様々な企画を練る一方、開催費用の一部をクラウドファンディング(CF)で募っている。1月31日まで。(北瀬太一)

 お城EXPOは、城郭文化の振興・発展や城愛好家たちの交流を目的に公益財団法人「日本城郭協会」などが2016年から実施。横浜市で12月に開かれており、24年は2万人が来場した。他地域でも「特別版」などが開かれ、23年に姫路市で開催された特別版には1万3000人が訪れ、城の魅力に触れた。

 松江城は戦国武将の堀尾吉晴が築き、天守は1611年に完成。全国に12ある現存する天守のうちの一つで、2015年7月に国宝に指定された。松江市は毎年、お城EXPOにブースを出展しており、昨年は武者姿の講師が、松江城の歴史や魅力を講義したという。

 同市は今夏に国宝指定10周年を迎えることから、特別版の開催を模索。運営団体と交渉して、快諾を得た。

 現状では、同市学園南のくにびきメッセを主会場とし、6月28、29日の2日間に開催予定。会場と城を結ぶ「武者だらけのシャトルバス」の運行や、城内での乗馬体験、戦国時代をテーマにした漫画作品の原画展などを検討している。

 ただ「松江城をよりPRするには十分な資金が必要」と、実行委はPRを兼ねて昨年11月22日からCFを実施。現在は800万円を目標に掲げており、15日時点で約270人から約560万円が集まった。寄付は5000円からで、最高額の100万円は返礼品として1日城主体験ができる。

 市観光振興課によると、松江城が国宝指定された翌16年の来場者数は50万人を超えたが、23年は37万3000人にとどまっている。実行委事務局の同課は「みんなが楽しめるイベントを実現させ、松江城の魅力を全国の城ファンに発信したい」と意気込む。

 寄付はCFサイト「READYFOR(レディーフォー)」の専用ページから申し込む。問い合わせは同課(0852・55・5214)。

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