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ナチスのユダヤ人追放を想起させる選挙ビラ、ドイツ右派政党AfDが配布か…市長「一線越えた」

読売新聞 / 2025年1月15日 22時15分

AfDの党大会=AP

 【ベルリン=工藤彩香】2月に総選挙を控えるドイツで、急進右派政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が、南西部カールスルーエの移民系世帯に「国外追放チケット」と称した選挙ビラを配布した疑いが浮上し、物議を醸している。第2次世界大戦中のナチスによるユダヤ人国外追放を想起させるもので、警察が扇動の容疑で捜査を始めた。

 公共放送ARDなどによると、ビラは航空券を模したもので、搭乗者名に「移民」、発着地に「ドイツ発、安全な出身国着」と書かれていた。AfDカールスルーエ支部のQRコードも載っていた。移民排斥を掲げるAfDはシリアのアサド政権崩壊後、シリア難民の強制送還を訴えている。

 同地区選出のAfD議員はビラ配布を認めた。移民系だけではなく幅広い層を対象に自宅に投函とうかんしたと説明している。カールスルーエ市長は「恐怖を引き起こすもので、一線を越えている」とAfDの選挙活動を批判した。

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