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甲斐拓也はなぜ巨人を選択したのか 前ソフトバンク監督が語った「真相」...球団側は「残ってもらいたかった」

J-CASTニュース / 2025年1月15日 16時22分

甲斐拓也はなぜ巨人を選択したのか 前ソフトバンク監督が語った「真相」...球団側は「残ってもらいたかった」

巨人の本拠地・東京ドーム

プロ野球ソフトバンクの前監督で野球解説者の藤本博史氏(61)が、2025年1月10日に公開された元広島・高橋慶彦氏(67)のユーチューブ動画に出演し、甲斐拓也捕手(32)がフリーエージェント(FA)でソフトバンクから巨人に移籍した「真相」に言及した。

「甲斐は当然ソフトバンクに残りたかったと思う」

甲斐は昨オフ、ソフトバンクからFA権を行使。宣言残留を認めるソフトバンクと巨人の争奪戦の末、巨人に移籍した。スポーツ紙の報道によると、巨人は5年以上の大型複数年契約を用意したという。

育成から支配下を勝ち取り、正捕手としてチームを支えてきた甲斐のFA移籍は、インターネット上で大きな話題となった。巨人は24年シーズン、大城卓三(31)、小林誠司(35)、岸田行倫(28)らが併用で起用されたこともあり、甲斐の起用法にも注目されている。

22年シーズンから2年間、ソフトバンクの監督を務めた藤本氏。監督して甲斐の指導に当たり、人柄をよく知るだけに、今回のFA移籍に関して「甲斐は当然ソフトバンクに残りたかったと思う」と切り出し、次のように続けた。

「ソフトバンクも残ってもらいたかったと思う。ただ、ソフトバンクは甲斐をレギュラーとしてずっと先を考えたら、『将来キャッチャーはどうするんだ?』となってしまう。そのへんを考えてのことだと思う。当然、世代交代がある。甲斐が衰えたわけではない。まだまだレギュラーでできるが、会社組織とすれば当然、徐々に若いのを経験させていかなくてならない」

正捕手の移籍で25年シーズンは戦力ダウンが予想される中、藤本氏はソフトバンクが多くの捕手を抱えていることを指摘し、若手、ベテランが甲斐の穴を埋めると分析した。

「巨人に行ったことを支持するしかない」

「ソフトバンクのキャッチャーは、谷川原(健太)、渡邉陸、海野(隆司)、嶺井(博希)らがいる。この辺で競争をさせることになるのではないですかね。選手は1軍の試合に出て、経験してどんどんうまくなる。2軍で王様でいても、1軍に行ったら補欠だったら意味がない。だから少々打てなくても、キャッチャーとしてピッチャーをリードできたらいいと思います」

甲斐のFA移籍に関して、共演した野球解説者の池田親興氏(65)が持論を展開。池田氏はソフトバンクの前身であるダイエーホークスで投手として活躍し、現役引退後は解説者として活動している。

池田氏は「甲斐は(試合に)全部出たい。海野は球団として伸ばしていかなくてはいけない。甲斐の力が落ちたからではなく、チームとして球団は先を見据えていく。そこに甲斐自身はちょっと不満というか、出たい気持ちがあったと思う。これは甲斐も分かっている。分かっているが、自分としては出たい気持ちもある」と語り、こう続けた。

「FAを取った時に、(交渉の)相手は『こういう風にやってほしい』と。キャッチャーとして主力でやってほしいところがあれば、やっぱり心が揺れると思う。でもホークスに残るのが1番いいし、ありがたいと思うが、FAを取るというのはそういうこと。だから(巨人に)行ったことを支持するしかない」

スポーツ紙の報道によると、甲斐は巨人の入団会見で、入団の決め手は「阿部(慎之助)監督」と明言し、「阿部監督の熱い言葉を聞き、阿部監督を胴上げするために頑張って行きますので、よろしくお願いします」と意気込みを語ったという。

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