ガザの停戦合意、発表か…仲介のカタール首相が記者会見へ
読売新聞 / 2025年1月16日 1時11分
【エルサレム=浅野友美】パレスチナ自治区ガザの停戦と人質解放に向けた交渉で、仲介にあたるカタールのムハンマド・サーニ首相は15日、首都ドーハで記者会見を開く。ロイター通信は15日、イスラエル側が軍を撤退させる地域を示していないとしてイスラム主義組織ハマスが合意案への回答を留保していると報じていたが、サーニ氏が合意を発表する可能性がある。
AP通信などによると、カタールが示した合意案では3段階に分けて停戦を進める。6週間停戦する第1段階では、ハマスが人質約100人のうち33人を解放するのと引き換えにイスラエルが拘束するパレスチナ人を釈放し、ガザの人口密集地区から軍を撤退させる。ハマスは撤退地域を示した地図の提出を要求していた。第2段階以降に向けた交渉は、第1段階の合意履行から16日目に始まるという。
イスラエル民放「チャンネル12」によると、ベンヤミン・ネタニヤフ首相は14日、人質家族との面会で「人質全員を取り戻すまで、ガザから撤退しない」と強調した。交渉について「ハマスの回答を待っている」との認識を示し、「残り数時間での合意も可能だ。合意すればただちに履行できる」と述べた。
停戦を仲介するエジプトのアブドルファタハ・シシ大統領と米国のバイデン大統領は14日、電話で会談した。ホワイトハウスによると、人質を帰還させ、ガザへの人道支援を増やすため即時停戦する必要があるとの認識で一致し、緊密に連携することを確認した。
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