井上尚弥の世界戦、対戦予定の韓国の「トラブルメーカー」が来日…「自分が倒れることはない」

来日した金芸俊選手

　ボクシングの世界４団体スーパーバンタム級タイトルマッチ（２４日・東京有明アリーナ）で統一王者の井上尚弥（大橋）に挑む世界ボクシング機構（ＷＢＯ）同級１１位の金芸俊（キムイェジュン）（韓国）が１６日、来日した。当初、挑戦する予定だった国際ボクシング連盟（ＩＢＦ）、ＷＢＯ同級１位のサム・グッドマン（豪）の負傷で急きょ、井上尚と対戦することになった金は「普段から練習はちゃんとして、いつでも対戦できるように準備はしてきた。戦略はある。戦略を持って（井上尚を）倒したい」と抱負を語った。

　異名は、「トラブルメーカー」。その意味については「リングの上ではどんな相手でも自分が倒れることはない。相手にトラブルを持たらすという意味で『トラブルメーカー』と言われている」と説明。井上尚との大一番に向け、「世界タイトルはどんなボクサーにとっても最終的な終着点。これまで練習してきたものをここでお見せすることができると思う」と気合十分に語った。