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共通テストが18日スタート、科目の大幅再編も受験生「強気」…予備校「少子化で競争緩和」

読売新聞 / 2025年1月16日 21時16分

 大学入学共通テストが18、19の両日、実施される。今回から新学習指導要領に沿った出題となり、プログラミングなどを扱う科目「情報I」が加わるなど、7教科21科目に再編される。インフルエンザの感染拡大が心配される中、受験生たちは最後の追い込みに励んでいる。

 「情報Iは過去問がないので不安。プログラミングがカギになると思うので、予想問題集を解いて対策を徹底したい」。今月上旬、東京都立三田高校では、共通テスト直前対策会が開かれ、参加した女子生徒(18)は意気込んだ。

 今回の共通テストから、「地理歴史・公民」を構成していた10科目は、「歴史総合、世界史探究」などの6科目に再編される。「国語」と「数学〈2〉」は、試験時間がそれぞれ10分延びる。

 入試で大きな変更がある年は、受験生の安全志向が強まるとされるが、今年は「強気の志願」傾向が浮かぶ。河合塾が昨秋実施した模試の分析結果によると、東京大や京都大など国立の難関大10校の志望者は前年比で5%増となった。河合塾教育研究開発本部の近藤治・主席研究員は「少子化による競争の緩和で、難関大を目指す受験生が増えている」とみる。

 河合塾による志望動向調査では、国公私立大とも「土木・環境」や「機械・航空」などの理系学科が人気を集めたほか、コロナ禍の影響で人気が低下していた「外国語」や「国際関係」にも志望者が戻ってきた。

 ■感染対策も徹底

 今季はインフルエンザが例年より1か月ほど早く流行期を迎え、昨年12月下旬には1週間に報告された感染者数が、現行の集計方法になった1999年以降で最多となった。

 河合塾では、講師や受講者にマスクの着用を促しているほか、自習室に空気清浄機を設置するなどした。

 都立高校3年の男子生徒(17)は「手洗いやうがいを徹底して、電車に乗るときはマスクを着けるようにしている。共通テストの本番で力を発揮できるよう、体調を整えたい」と話した。

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