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テレビ業界の性被害告白、なぜ加害者を名指ししなかったのか 元女子アナYouTuberが挙げる「2つの条件」

J-CASTニュース / 2025年1月16日 13時36分

テレビ業界の性被害告白、なぜ加害者を名指ししなかったのか 元女子アナYouTuberが挙げる「2つの条件」

青木歌音さんのインスタグラムより(memory_kanon)

元女子アナでYouTuberの青木歌音さん(32)が2025年1月15日、テレビ業界での性被害を打ち明けた理由をXで言及した。加害者の名前を伏せながら告白したのは「あの歪な業界の裏を周知させ浄化を早めたかったから」だと説明した。

「当時は嫌われないように怯えながら顔色伺ってた」

現在、青木さんはチャンネル登録者数50万人超のYouTuberとして活躍。「性分化疾患」を公表しており、動画のプロフィールでは「元男の子YouTuber」と名乗っている。女子アナウンサーとして活動していた時期もあった。

そんな青木さんが1月14日、Xを更新。「フジテレビの制作陣は悪い意味でイケイケな人が多い」と書き出した上で、女子アナ時代のエピソードを次のように明かした。

「私が別の局でアナウンサーやってた時に、フジの番組制作を掛け持ちしてるお偉いさんの車によく乗せられてたんだけど、キスや身体を触らせて満足して頂くまで降ろして貰えなかった。断るとキレられる」

この投稿は16日時点で1万件以上リポスト(リツイート)されるなど話題に。同日、青木さんは「こんな事を書いちゃったから もうそのテレビ局から仕事貰えないと思う」と記したが、「今はテレビが神様では無い」ともつづった。

「当時は嫌われないように怯えながら顔色伺ってた。でも今はテレビなんて怖くない。生き残る術は習得したし、テレビが無くても全然生きていける」

身の安全と訴訟資金がポイント

青木さんは15日、加害者の名前を公表してもいいのではないかと指摘するコメントに対して、Xで返信。もし名前を公表するならば、「身の危険が起きない事を保証出来る」「証拠不十分と言われ私が訴えられても資金力で対応出来る」という2つの条件がそろった場合だと説明する。

最後に、「今回相手の名前を伏せて告発した理由は あの歪な業界の裏を周知させ浄化を早めたかったからです」と述べている。

フジテレビを巡っては、タレント・中居正広さんのトラブルが24年末に女性セブンや週刊文春で報じられる中、フジテレビ社員が関与していた疑惑が指摘されていた。同社は「内容については事実でないことが含まれており、記事中にある食事会に関しても、当該社員は会の設定を含め一切関与しておりません」と公式サイトで否定している。

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