丸山穂高氏、米ファンドのフジテレビへの「外圧」に見解 「外から言われてあたふたするのは恥ずかしい」

フジテレビ

NHK党の副党首で元衆院議員の丸山穂高氏が2025年1月15日に公式YouTubeチャンネルで生配信を実施。中居正広さんの女性トラブルに端を発する騒動について調査する目的で、フジテレビを傘下に置く「フジ・メディア・ホールディングス」に米投資ファンドと関連会社が第三者委員会設置を要求したことについて見解を述べた。

「お前らはいつも『説明責任を果たせ』と言ってるんですから」

フジテレビをめぐっては、中居さんの女性トラブルが24年末に女性セブンや週刊文春で報じられる中、フジテレビ社員が関与していた疑惑が浮上していた。しかし、フジテレビは12月27日に公式サイトで、「当該社員は会の設定を含め一切関与しておりません」との声明を発表。

こうした中、米投資ファンドのダルトン・インベストメンツとその関連会社は14日付で、フジ・メディア・ホールディングスの取締役会に書簡を送付した。書簡では、中居さんに関する一連の騒動への対応が透明性に欠けるなどとして、フジテレビの企業ガバナンスにおける深刻な欠陥を露呈していると指摘。その上で、第三者委員会の設置による事実調査と再発防止対策の提示を求めていた。同ファンドは、フジ・メディア・ホールディングスの株式の7％以上を保有している。

丸山氏はYouTubeの生配信で、フジが第三者委員会設置を要求されたことに言及。「外から言われてあたふたするのはほんと恥ずかしい話で。特に外資系に言われて。ジャニーズの件もそうですけど。BBCに報道されて初めて日本中でわいやわいややるのも気持ち悪い」とし、「フジテレビはさっさと自分のところでやらんかい。調査できる範囲で。女性側のプライバシーもあるので、言える範囲でいいのにオープンにしないからこうなっていくわけで」と批判した。続けて、昔のテレビや新聞だけの時代であれば、マスコミの既得権益に守られていたかもしれないが、「今のネットの時代は絶対無理なんでね。それを今まで通りに隠し通せると思ってるところに非常に問題がある」と説いた。

さらに丸山氏は、これから定例会見や株主総会で今回のトラブルに関して説明を求められるとした上で、「お前らはいつも他の会社とか政治家に『説明責任を果たせ』と言ってるんですから。自分こそ説明責任を果たせよと」「他人にはそう言って『自分たちは公正中立なんです』みたいなニュースばかりやってるわけで。しっかり説明責任を果たしてもらわなければ困りますね」と語っていた。