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韓国大統領は拘束なのに…与党「国民の力」の支持率アップ、左派系最大野党「共に民主党」を逆転

読売新聞 / 2025年1月18日 1時33分

17日、尹大統領が収容されているソウル拘置所前に集まり、デモ活動を行う大統領の支持者

 【ソウル=依田和彩】韓国ギャラップが17日発表した世論調査(14~16日実施)で、保守系与党「国民の力」の支持率が5か月ぶりに左派系最大野党「共に民主党」の支持率を上回った。

 国会で議席過半数を占める「共に民主党」が強引な手法で政権を追い詰めていることへの反発や、内乱容疑で拘束された尹錫悦ユンソンニョル大統領が捜査の違法性を訴えて保守支持層の結集が進んでいることが影響したとみられる。

 「国民の力」の支持率は前回(7~9日実施)に比べて5ポイント増の39%だった。18~29歳、30歳代の支持が前回から2~3ポイント増え、若者に支持が広がっている。

 共に民主党は36%で前回と変わらなかった。

 ギャラップは「大統領の拘束令状執行を巡る与野党対立が激化した中で、与党支持層に向けた大統領と与党のメッセージが影響した」と分析している。

 2016年に朴槿恵パククネ大統領が弾劾だんがい訴追された際、保守系与党セヌリ党の支持率が低迷した状況と「明らかに異なっている」とも指摘した。

 尹氏の弾劾に賛成と答えた人は前回比7ポイント減の57%、反対は前回比4ポイント増の36%だった。賛成と反対の差は21ポイントで、前回調査から差は11ポイント縮まった。尹氏の戒厳令宣布直後の12月10~12日の調査では、賛成は反対を54ポイント上回っていた。

 「将来の大統領としてふさわしい人物」を問う調査では、「共に民主党」の李在明イジェミョン代表が31%と前回(32%)、前々回(37%)から続落した。

 政治分析専門機関「オピニオンズ」の尹熙雄ユンヒウン代表は「野党の粗暴な姿勢が保守支持層を結集させた」と分析した。ただ「弾劾賛成から反対に逆転することは難しい。世論が憲法裁判所の決定に及ぼす影響は限定的だろう」との見方を示した。

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