阪神大震災から30年、追悼式典では前年の1・5倍7万5000人が祈り…次の災害への備えを誓う
読売新聞 / 2025年1月17日 23時42分
阪神大震災は17日、発生から30年となった。死者6434人、住宅の全半壊約25万棟など、当時としては戦後最悪の被害が出る一方、災害ボランティアが定着する契機になるなど、災害対応のあり方を変えた震災だった。兵庫県内では遺族や被災者らが犠牲者を追悼し、次の災害への備えを誓った。
節目の年となったこともあり、神戸市中央区の東遊園地で開かれた追悼式典「1・17のつどい」には、昨年より約2万5000人多い約7万5000人が足を運んだ。発生時刻の午前5時46分、約6500本の灯籠が「よりそう 1・17」の文字を浮かび上がらせる中、参加者全員で黙とうをささげ、午後5時46分にも再び黙とうした。
未明の式典では、母の
昼前には、県などが主催する追悼式典も神戸市中央区の県公館であり、天皇、皇后両陛下が参列された。天皇陛下は「震災の経験と教訓を基に、皆が助け合いながら、安全で安心して暮らせる地域づくりが進められ、次の世代へと引き継がれることを期待します」とお言葉を述べられた。
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