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トランプ氏と習近平氏が「戦略的な意思疎通のチャンネル」創設で合意…電話会談

読売新聞 / 2025年1月18日 11時37分

トランプ氏=AP

 【ワシントン=向井ゆう子、北京=吉永亜希子】米国のトランプ次期大統領と中国の習近平シージンピン国家主席は17日、電話会談を行った。20日のトランプ氏就任を控え、対話の維持を確認し、「戦略的な意思疎通のチャンネル」を創設して共通の関心事を協議していくことで合意した。中国国営新華社通信が報じた。トランプ氏は首脳会談を早期に実現させたい考えを示したという。

 昨年11月にトランプ氏が大統領選で勝利した後、両氏の電話会談が公となるのは初めて。トランプ氏はSNSで「とても良い会談だった」と振り返り、米国に流入する合成麻薬フェンタニルや通商問題、中国発の動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」について議論したと明らかにした。新華社によると、ウクライナ侵略や中東情勢を巡っても意見交換した。

 「米国第一」を掲げるトランプ氏は中国からの輸入品に60%の関税を課すと主張する。習氏は「貿易関係の本質はウィンウィンで、対立や衝突を選択すべきではない」と述べた。

 トランプ氏は「多くの問題を共に解決することを期待する。習主席と私は世界をより平和で安全にするため全力を尽くす」とSNSに投稿し、中国との関係構築に意欲を示した。

 新華社によると、習氏は再選に祝意を示し、「中米関係が良好なスタートを切ることを望む」と述べた。トランプ氏は「習氏との素晴らしい関係を大切にし、できるだけ早く会うことを楽しみにしている」と応じたという。

 一方、習氏は米中関係について「互いの核心的利益と主要な懸念を尊重し、適切な解決策を見つけることがカギだ」と強調した。「核心的利益の中の核心」とする台湾問題については「中国の国家主権と領土の一体性に関わる問題であり、慎重に対処することを望む」と米側をけん制した。

 中国はトランプ氏の就任式に韓正ハンジョン国家副主席を派遣する。

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