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リニア工事による井戸の水位低下、さらに5m低くなる恐れ…今後1年続く可能性も

読売新聞 / 2025年1月19日 10時50分

【地図】岐阜県瑞浪市

 リニア中央新幹線のトンネル掘削工事が行われている岐阜県瑞浪市大湫おおくて地区で井戸などの水位が低下した問題で、JR東海は18日、地元で住民説明会を開き、水位低下が今後1年ほど続き、現在より約5メートル低下する可能性があると明らかにした。

 同地区の地表面の低下も「工事による地下水位の低下に起因し、発生している可能性が高い」とし、家屋の不具合を戸別に確認して応急措置をしていく方針。水田地帯は最大7・7センチ(14日現在)低下し、担当者は「数センチ以上の低下が生じる可能性がある」と説明したが、集落のある地域は地質の違いもあり、「比較的低下が小さく、既に収束傾向にある」とした。

 トンネル内の湧き水対策の「薬液注入」は、岩盤の大きな亀裂を埋めるためにトンネル内の全周をセメント系注入材で囲む工事を終えた。本格的に抑えるための「本注入」は参考事例のトンネルで路面の隆起・土砂流出が起きたために中断しており、「可否については慎重に判断する」(担当者)とし、他の案も同時に検討するとしている。これまでの薬液注入で、湧き水は毎秒10リットルほどと当初の約4割に減ったという。

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