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幼い佐々木朗希と亡き父親のキャッチボール見守った中華料理店主、メジャー挑戦に「びっくりすっぺな」

読売新聞 / 2025年1月19日 8時50分

ロッテのファン感謝イベントでスタンドに向かって手を振る佐々木(昨年11月)=野口哲司撮影

 米大リーグ・ドジャースとマイナー契約を結ぶと発表した岩手県陸前高田市出身の佐々木朗希投手(23)は、東日本大震災や数々の試練を経て、メジャーという夢舞台への階段を駆け上がってきた。地元のゆかりの人が読売新聞の取材に応じ、佐々木投手への「贈る言葉」を寄せた。(広瀬航太郎)

陸前高田市の中華料理店「 四海楼(しかいろう) 」店主の長田正広さん

 震災前、佐々木家とは同じ町内で近所同士だった。幼い朗希が自宅の庭で父親の功太とキャッチボールする姿はよく見ていた。功太は才能に気付いていたんだろうな。「朗希は必ずプロになる」と口癖のように言っていて、その度に「また始まったよ」って飲み仲間と冷やかしたもんだ。

 息子の成長を一番に見届けたかったはずの功太が津波で命を落とすなんて、今でも悔しいよ。うちの店も流され、朗希とはしばらく疎遠になっていた。

 久々に話したのは、2019年に店を再建した時。大船渡高校3年で、既に「逸材」と話題になっていた朗希が店に来てくれた。好物の担々鍋を「おいしい」って食べてくれたね。

 新しい店に設けた個室は、朗希の部屋みたいなもの。プロ入りしてからも何度か寄ってくれて、うれしかった。関東からもファンが来て、俺まで一緒に写真を求められるようになったよ。

 大リーグへの挑戦をニュースで知って、功太の顔が思い浮かんだ。今の朗希の姿を見たら、びっくりすっぺな。俺にできる最大の応援は、おなかいっぱい食べさせること。米国に行ってからも時々、陸前高田に帰って、親戚の家のような感覚で遊びに来てほしい。一生応援するよ。

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