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1917年頃開館の映画館、「大正レトロ」体験できる博物館に再生…レンタル衣装で記念撮影も

読売新聞 / 2025年1月19日 14時9分

 長野県松本市大手に開館した「上土あげつちシネマミュージアム」が人気を集めている。大正期にオープンした映画館の建物を活用しており、レトロな雰囲気を体験できるのが売りだ。国宝松本城に近く、今後は外国人観光客の誘客にも力を入れる予定で、往時のにぎわいの再現を目指す。

 旧映画館「上土シネマ」は1917年(大正6年)頃に「松本電気館」として開館。改名を重ねながら街の映画館として約90年にわたり親しまれた。しかし、老朽化などの影響で、2008年に惜しまれながら閉館した。

 大正ロマンあふれる建物を有効活用しようと、昨年7月、地元の「上土商店街振興組合」と「上土大正ロマンのまちづくり協議会」、IT企業「ラージヒル」(東京)の3者がタッグを組んで博物館として再生させた。

 ミュージアムでは、入館無料で映画館が所蔵してきた貴重なポスターを鑑賞したり、大正期の和装をイメージしたコスチュームをレンタルして入場券売り場や客席で記念撮影したりすることができ、若者や外国人観光客らに好評という。

 さらなる誘客を図るため、今後は修理したフィルム映写機で、上映会を開催することなども検討している。

 ミュージアムの三村晃・代表理事(72)は「この宝物を次の世代に残したい。ランドマークとして守ることで街の活性化につながる」と話す。

 ミュージアムでは、クラウドファンディングを実施し、建物の修繕や環境整備を進める考えだ。問い合わせは同ミュージアム(電話0263・36・2007)。

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