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ガザ停戦3時間遅れで開始、その間に空爆で13人死亡…イスラエル「テロ標的を攻撃」と主張

読売新聞 / 2025年1月19日 20時22分

19日、イスラエルとハマスの停戦が遅れる中、ガザ北部でがれきの中を進んで帰還する避難民=ロイター

 【エルサレム=浅野友美、福島利之】イスラエルとイスラム主義組織ハマスが合意したパレスチナ自治区ガザでの42日間(6週間)の停戦が19日午前11時15分(日本時間午後6時15分)に始まった。ハマスが解放する人質リストの提出が遅れた影響で停戦開始は当初予定から約3時間ずれ込んだ。イスラエル軍はこの間にもガザ北部などを空爆し、ロイター通信によると少なくとも13人が死亡した。

 ハマスは19日、この日解放する24~31歳の女性3人のリストを発表した。3人は2023年10月、ガザに近いイスラエル南部から連れ去られた。人質が解放されれば、23年11月に戦闘が一時休止して以来となる。

 停戦交渉を仲介したカタール政府は18日、停戦合意が19日午前8時30分に発効すると発表していた。ハマスは19日の声明で、人質リストの提出が遅れたのは「現地での技術的な理由による」と説明した。イスラエル軍は19日の声明で、停戦開始直前のガザ空爆について「ガザのテロ標的を攻撃した」と主張した。

 双方の合意では、停戦の第1段階でハマスが女性や高齢者、病人ら人質33人を解放し、引き換えにイスラエルが収監しているパレスチナ人を釈放する。仲介国エジプトによると、釈放者は1890人以上に上る。

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