トランプ氏、TikTok禁止期限「90日間の延長が適切で妥当」
読売新聞 / 2025年1月19日 22時28分
【ワシントン=田中宏幸】中国発の動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」の米国での利用禁止につながる新法が19日施行された。トランプ次期米大統領は18日、米NBCニュースのインタビューで、新法が定める措置の期限を90日間延長する可能性が「最も高い」と語った。
新法は、運営会社の中国バイトダンスが19日までにティックトックの米国事業を売却しなければ、米国内でのアプリ配信や更新を禁じる。大統領が認めれば、売却やサービス停止の期限が最大90日間延長される。
報道によると、トランプ氏は最終決定ではないとした上で、「90日間の延長が適切で妥当な措置で、おそらく実施される」と説明した。「決断した場合は、月曜日に発表するだろう」と述べ、大統領に就任する20日に発表する可能性を示唆した。
新法を巡っては、米連邦最高裁判所が17日に合憲と判断し、ティックトック側の差し止め請求を退けた。バイデン米政権は「法律の執行は次期政権に委ねる」と表明。トランプ氏は「遠くないうちに決断を下すつもりだが、時間が必要だ。期待してほしい」と自身のSNSに投稿していた。
米新法施行、利用停止始まる
【ニューヨーク=小林泰裕】中国発の動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」が18日夜から米国で利用できなくなっている。アプリを開くと「ティックトックは現在利用できません」とのメッセージが表示される。米国のティックトック利用者は、約1億7000万人に上る。
米国では、運営会社の中国バイトダンスが19日までに米国事業を売却しなければ、ティックトックの米国内でのサービスを禁じる新法が19日に施行された。アップルとグーグルのアプリストアでは18日夜以降、ティックトックのアプリが表示されなくなっている。
ティックトックのアプリの画面では、「トランプ次期米大統領が就任後、ティックトックの復活に協力すると表明してくれた」とも表示されている。トランプ氏が大統領就任後に新法が定める措置の期限を延期すれば、利用停止は一時的なものとなる可能性がある。
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