王鵬、大関相手に粘るも祖父・大鵬の命日に白星ならず…「勝ちたかったな」

王鵬（右）を上手出し投げで破った琴桜（１９日）＝富永健太郎撮影

　大相撲初場所８日目（１９日・両国国技館）――綱取りに挑む豊昇龍が痛い２敗目。正代の攻めをさばけず、押し倒された。大の里は若隆景を寄り切って５勝目。琴桜は粘る王鵬を出し投げで下して３勝とした。若元春は２日目から７連敗。大栄翔は６勝。平幕の金峰山がただ一人中日で給金を直した。

　王鵬は祖父の元横綱大鵬の命日に白星を届けることができず。琴桜を立ち合いで押し込んだが、突きをうまく対処され、最後は上手出し投げで仕留められた。「上体だけで落ちちゃった。我慢できればよかった」と悔やんだ。「毎日頑張っているから」と特別な日ではないと強調しつつも、「勝ちたかったな」と漏らした。

〇琴桜「やることはできたと思う。目の前の一番に集中してやるだけ」