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トランプ米大統領、注目の2期目スタート…8年前と変わった?変わらない?

読売新聞 / 2025年1月22日 17時30分

演説するトランプ米大統領(2017年1月20日)

 トランプ米大統領の就任式も無事に終わり、2期目がスタートしました。関税などの政策が注目を集めています。読売新聞朝刊の投書欄「気流」にはトランプ米大統領に関する投書がこれまで寄せられてきました。記者の心に刺さった投書を紹介する「ササる投書」、今回のテーマは「トランプ米大統領」で、1期の最初となる2017年1月の投書を集めました。(※投稿者の年齢や職業などは掲載当時。紙面では実名で掲載)

過激なツイート、感じる脅威

 ツイッターが登場した時、自分の意見を短文で発信できる若者が羨ましかった。新聞に投稿する私もツイッターに挑戦したものの挫折した。細かな説明を省かざるを得ず、正しく伝えられないと感じたからだ。

 普通の人が発信する場合は注目度も低く、影響は小さいだろう。だが、権力者は違う。米国のドナルド・トランプ新大統領は選挙期間中から、気の向くままにツイートし、その対応に世界中が右往左往してきた。

 言いたい放題、過激な物言いで、どう喝的なツイートを繰り返す。トランプ氏は記者会見より、ツイッターで国民に語りかけていく姿勢のようだ。そのトランプ氏はいよいよ米国の最高権力者になる。トランプ氏は「核のボタン」を押す力も得た。被爆地・長崎出身の私には、どうにも脅威に感じてならない。(60歳・パート=東京都、2017年1月21日掲載)

対米外交では弱腰禁物、柔軟にしたたかに

 トランプ米大統領の誕生は、日本にとって、幕末の黒船来航に匹敵する歴史的な重大事であろう。トランプ大統領が掲げる、孤立主義といえる「米国第一主義」や、ツイッターを駆使する予測不能の言動で、日本の政府や財界は、その対応に苦労することになるのではないだろうか。

 米国は、西部開拓の歴史から見ても、激しい競争社会で、適者生存の国家だ。その実態は、弱肉強食社会といえる。トランプ大統領の誕生は、そうした米国の、一つの「素顔」を投影しているのではないだろうか。

 これからの米国との外交では、弱腰は禁物だと思う。それでは、足元を見られるだけだろう。不平等条約改正に奮闘した明治期の政治家や官僚たちのように、柔軟さと、したたかさを併せ持って臨むことが、より重要になろう。(74歳・無職=静岡県、2017年1月23日掲載)

米に負けず 日本も輝く国に

 ドナルド・トランプ氏が米国の第45代大統領に就任した。就任演説で「米国第一」を強調する姿勢はこれまでと同じだと感じた。何を言っても支持する人、批判する人はいる。大富豪が世界の富を独占しているという現在、「自分にも分けてほしい」と思う人がいて当然だろう。

 「トランプのアメリカ」が今後、実際にどう動くかは分からないが、どう動いても、我々日本人は生き抜く知恵がある。米国が偉大になるというなら、日本も世界の中で輝く国にしたい。就任演説を聞いていて、そう思った。(68歳・自営業=神奈川県、2017年1月24日掲載)

担当記者から

 良い面、悪い面を含めてトランプ米大統領に注目が集まっています。2期目の4年間で何が変わるのか……ドキドキしています。(田渕)

 「ササる投書」を随時掲載します。次回もお楽しみに!

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