韓国次期大統領選で与党継続望む「４８％」、野党による交代望む「４６％」を上回る…保守派が結束か

１７日、ソウル近郊で、尹大統領が収容されているソウル拘置所前に集まり、デモ活動を行う大統領の支持者たち＝早坂洋祐撮影

　【ソウル＝依田和彩】韓国の世論調査機関「リアルメーター」が２０日に発表した世論調査（１６、１７日実施）によると、次期大統領選で保守系与党「国民の力」による政権の継続を望む人が４８・６％で、野党による政権交代を望む人（４６・２％）を上回った。

　政党別の支持率では「国民の力」の支持率が４６・５％、左派系最大野党「共に民主党」が３９・０％で、約５か月ぶりに「国民の力」の支持率が「共に民主党」を上回った。

　韓国ギャラップが１７日に発表した調査でも、与党が野党の支持率を５か月ぶりに上回った。弾劾（だんがい）訴追案を相次いで提出するなど、左派系最大野党「共に民主党」の強引な対応に批判が高まる一方、尹氏の逮捕で保守支持層の結束が高まっているとみられる。