昨年のコンビニ売上高は過去最高１１兆７９５３億円…猛暑でソフトドリンク好調、訪日客も寄与

　日本フランチャイズチェーン協会が２０日発表した２０２４年の全国コンビニエンスストア売上高は、新規出店を含む全店ベースで前年比１・２％増の１１兆７９５３億円で、過去最高を更新した。前年を上回るのは４年連続。

　猛暑でソフトドリンクの売れ行きが好調だったほか、訪日客が過去最多となったことが要因。物価高に対応した品ぞろえや、次回来店時に使えるクーポンの発行といった販促策も奏功し、来店客数はのべ１６３億７８４０万人で、３年連続で増えた。

　２４年末時点のコンビニ店舗数は５万５７３６店で、前年末比２３店増とほぼ横ばいだった。来店１回あたりの購入額を示す平均客単価は７２０・２円で、前年（７２０・５円）とほぼ同水準ながら、１０年ぶりのマイナスとなった。物価高に伴う節約志向が響いたとみられる。