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前県議死亡、立花孝志氏「逮捕近づき命絶ったは間違い」と訂正…兵庫県警本部長「全くの事実無根」

読売新聞 / 2025年1月20日 21時4分

立花孝志氏

 18日に死亡した兵庫県の竹内英明・前県議(50)を巡り、SNS上で拡散された「逮捕される予定だった」との情報について、県警の村井紀之本部長は20日、県議会の警察常任委員会で「全くの事実無根」と否定した。県警本部長が個別の案件について言及するのは極めて異例。

 村井本部長は「(竹内氏を)被疑者として任意の調べをしたこともないし、逮捕するといったような話は全くない。明白な虚偽がSNSで拡散されているのは極めて遺憾だ」と述べた。

 答弁後、記者団に「今回のようなデマが拡散されていいわけがない。明確なメッセージとして打ち出す必要があると考えた」と説明。「今後、同様の虚偽をSNSで拡散した場合、厳正に取り締まる」と語った。

 竹内氏は、斎藤元彦知事の内部告発問題で県議会百条委員会の委員を務め、斎藤氏を追及していた。昨年11月の知事選投開票日の翌日、「一身上の都合」を理由に辞職。SNSでは、竹内氏を中傷する投稿が相次いでいた。

 竹内氏は今月18日午後、自宅でぐったりしている状態で見つかり、搬送先で死亡が確認された。自殺とみられるが、理由や遺書の有無はわかっていない。県関係者によると、竹内氏は中傷に悩んでいたという。

 竹内氏を巡っては、警察の捜査を受けているとの投稿がSNSで拡散され、知事選に立候補した「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏は19日のユーチューブ動画で、竹内氏について「あした逮捕される予定だった」などと発言した。

 立花氏はその後、この動画を見られなくし、20日の村井本部長の答弁後にユーチューブへ投稿した動画で、「警察の逮捕が近づいていて、それを苦に(竹内氏が)自ら命を絶ったというのは間違いだった。訂正させていただく」と述べ、謝罪した。

 斎藤知事は同日、竹内氏の死去について、記者団に「痛恨の極みだ。誹謗ひぼう中傷するような投稿を社会全体として避けていくべきだ」と語った。

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