諏訪の「御神渡り」今年こそ…湖面結氷の観察終了まで残り2週間、2018年を最後に出現なし
読売新聞 / 2025年1月21日 15時0分
「
観察が行われている舟渡川河口には20日朝、地元の
氷点下10度近くまで気温が下がる日が3日間続くと諏訪湖は全面結氷する。さらに昼夜の気温差で湖面に亀裂が生じ、それが氷脈として隆起し、南北に走るのが御神渡りだ。宮司が判定し、湖上で拝観式を行う。
観察は室町時代の1443年(嘉吉3年)から続き、今年が583年目。世界に例のない結氷記録で、観察場所に近い諏訪市渋崎の氏子が観察し記録してきた。同神社には「
冬の風物詩といわれた御神渡りだが、出現頻度が落ちている。宮坂宮司が記録を基に、出現しなかった「明けの海」の回数を50年単位で集計したところ、16世紀前半は10回あったが、それを除けば20世紀前半まではゼロか一桁台だった。ところが、20世紀後半は22回と突出し、今世紀は昨年まで17回に上る。
温暖化の影響とみられ、2018年を最後に出現しておらず、昨年は4年ぶりに全面結氷もなかった。今季は、最も厚く結氷した13日でも9センチにとどまっている。
観察は「立春」の2月3日までで残り2週間。宮坂宮司は「節分・立春に向けて少なからぬ期待を持ちながら湖岸に通おうと思う」と話す。観察総代の一人、伊藤武志さん(59)は「責任感をもって観察しているが、凍ったり解けたりの繰り返しで残念。温暖化をひしひしと感じる」と話している。
この記事に関連するニュース
-
諏訪湖の御神渡り、今年はどうなる? 観察中日、全面結氷に程遠く
毎日新聞 / 2025年1月21日 9時27分
-
二十四節季の大寒に「大寒禊」 冷たい水をかぶり身を清める 秋田県由利本荘市
ABS秋田放送 / 2025年1月20日 18時15分
-
どこまで凍る? 冬の摩周湖の結氷予想 北海道・弟子屈町特産品プレゼントキャンペーン
OVO [オーヴォ] / 2025年1月16日 9時0分
-
グランドセイコー「スプリングドライブ」のおすすめモデル3選 冬らしい雪をモチーフにした立体デザインの文字盤をピックアップ【2025年1月版】
Fav-Log by ITmedia / 2025年1月7日 18時0分
-
【福島県・2025年版】冬の絶景・風物詩10選。幻想的な“江戸時代の宿場町”にタイムスリップ
CREA WEB / 2024年12月28日 11時0分
ランキング
-
1トランプ氏就任式に見た「男社会」への揺り戻し ビリオネアも民主党重鎮もいつの間にか"迎合"
東洋経済オンライン / 2025年1月21日 14時0分
-
2被害者は“別人と間違われて”刺されたか 容疑者のマレーシア人「現場近くの住人を襲撃するよう依頼され来日」 兵庫・芦屋市
MBSニュース / 2025年1月21日 12時15分
-
3フジテレビの“中居会見”だけじゃない…石丸伸二の記者会見にも共通する“偉そうなオールドメディア感” とは?「記者を選別、肝心なことは言わず…」
文春オンライン / 2025年1月21日 6時0分
-
4障害者の働く場がオープン半年で「閉鎖します」。400人が解雇や退職、運営は同じ会社のグループだった
47NEWS / 2025年1月21日 9時0分
-
5外相、大統領就任式に初出席 「新政権が日米関係重視」
共同通信 / 2025年1月21日 16時35分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください