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尽誠学園の横田胡幸選手、成長の舞いに笑顔の花咲く…高校総体フィギュア予選A組

読売新聞 / 2025年1月21日 5時0分

予選で演技する尽誠学園の横田胡幸選手(横浜市で)=後藤嘉信撮影

 冬の全国高校総体(インターハイ=全国高体連など主催、読売新聞社共催)の第74回フィギュアスケート選手権大会は20日、横浜市で開幕した。

 香川県勢は、女子予選A組で尽誠学園の横田胡幸選手(3年)が4位、高松東の武田沙弓選手(1年)が32位だった。

「納得の滑り」

 得点を待つ間の明るい表情が、演技の充実を物語っていた。予選A組4位の好成績に、「納得がいく滑りができてとてもうれしい」と満開の笑顔を咲かせた。

 序盤に挑んだ大技のジャンプで流れに乗った。スピード感あふれる滑り、キレのあるスピンを次々に披露。全身を大きく使い、躍動感たっぷりに氷上を舞った。

 一昨年は予選落ちし、昨年は10位に終わった。1、2年の時は精神的な弱さが大舞台で出てしまったが、今年は「気持ちの面で成長できている」と明かした。

 綱井みちるコーチから「跳びたいじゃなく、跳べると思って頑張りなさい」と励まされたことがきっかけだった。強い気持ちで取り組んできたことでジャンプの確率が上がり、自信が増した。

 昨年は「フリーでミスが出てしまった」。悔しさを糧に鍛錬を積み、成長の跡を示してみせた。(清水裕)

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