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「共同大統領」とも揶揄されつつ…政府効率化省トップのイーロン・マスク氏「大きな変化を起こす」

読売新聞 / 2025年1月21日 8時30分

イーロン・マスク氏=ロイター

 【ワシントン=淵上隆悠】第2次トランプ米政権では、実業家のイーロン・マスク氏の動向にも注目が集まっている。新設の「政府効率化省(DOGE)」の共同トップとして、規制の抜本的見直しや官僚機構の改革を進める。

 マスク氏は19日、トランプ新大統領がワシントン市内で開いた集会で登壇し、「この勝利はスタートだ。重要なのは、大きな変化を起こして米国が永遠に強くあるための土台を作ることだ」と訴えた。

 マスク氏と実業家のビベック・ラマスワミ氏が共同トップを務めるDOGEは、「規制の撤廃」「行政組織の縮小」「コスト削減」を主要改革に掲げる。全容は不明だが、マスク氏は、400以上ある連邦政府の機関を100未満に減らす構想などを披露してきた。

 ただ、電気自動車大手テスラや宇宙開発企業スペースXを率いるマスク氏が、自動運転技術やロケット開発といった分野の規制緩和などで、自らに都合のいい改革を進める懸念もある。

 マスク氏は、選挙戦でトランプ陣営に約2億6000万ドル(約408億円)を献金した。オーナーを務めるX(旧ツイッター)でも、トランプ氏の対抗馬だったハリス副大統領らを徹底攻撃したが、虚偽や誤解を招く内容が多かったと指摘される。トランプ氏は復権に貢献したマスク氏を厚遇するが、米メディアによると、人事や外交にまで口をはさむマスク氏に対し、周囲から「まるで共同大統領だ」との不満が漏れている。

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